2018年 02月 19日
すばらしい「もう一人の私」展を堪能 |
知人から「もう一人の私」展の案内をいただき、「はて、もう一人の私とは?」と思いつつ、出かけてきました。柏原八幡宮の厄除大祭の当日、厄神さんのすぐ近くにある「町家ギャラリー るり」というところです。
1階はこのような雰囲気で、展示がしてありました(大勢の方が訪れていましたが、おられない瞬間をパチリ)。それにしても、それぞれの作品の出来栄えがなんとすばらしい完成度でしょうか。
順次、ご紹介しましょう。まずは、藤原さん(平塚市在住)の「書と表装」。お父さんの着物と羽裏を使って表装されたとのこと。
次は原谷さん(杉並区在住)の「絵付け(白磁器に柄をトレースして色を塗って焼き付け)」。デザインも色合いも美しいこと! 原谷さんとはお話しできて、句集『偲ぶ草 お宮さんのとなり』までいただきました。
これは酒井さん(埼玉県在住)の「布の花」。華やかな出来栄えで、とても一つ一つ手作りしたものだとは思えません。酒井さんともお話しました。
金川さん(名古屋市)は写真です。カメラを持って世界あちらこちらに出かけておられるそうです。たまたまページをめくっていると。その昔、10日ほど過ごしたザルツブルグ(オーストリア)の光景(左)が出ていました。
廣瀬さん(福知山市)は仏像彫刻。10年前に東京からUターンで帰郷したときに仏師に教えてもらい、彫り続けておられるそうです。
そして2階に上がると、そこでは三人の方がハーモニカや大正琴、チェロで演奏しておられました。そのうちチェロの演奏が知人の吉田さんで、この展覧会の仕掛人のようです。
改めて「もう一人の私」展の案内を読み直すと、こう書いてありました。「柏原高校を卒業して50年、厄除大祭の日に集まります。書、写真、短歌、彫刻、それぞれの”もう一人の私”をご覧ください」。
皆さんはそれぞれ一つの顔だけを持って生きてきたのではないのですね。その人の生き方や年輪、人生の質の確かさに感じ入った、幸福な時空でした。
by nwrtc120
| 2018-02-19 10:01
| 地域の出来事